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中性脂肪の正常値・基準値は?

中性脂肪の値は、あまり注目されていない時代がありました。
しかし、近年、メタボリック症候群だの生活習慣病だの、健康状態を測る指標として、中性脂肪値は市民権を得るに至っています。
2007年に日本動脈硬化学会が改定した「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」によると、正常値は150㎎/dl以下となっています。
また、今、わたしの手元にある検査表によれば、基準値は35~149㎎/dlと記してあります。
これより数値が高ければ、高中性脂肪血症の疑いが濃厚となる訳です。

もっとも、「正常値」よりも数値が高ければ、直ちに異常なのだと診断できる訳ではありません。
年齢や性別によっても変動するので、ある意味では、参考として見ておくのが賢明、という見方もあります。

血液中で中性脂肪とHDLコレステロール、いわゆる善玉コレステロールとは、半ばシーソーのような関係にあり、一方の値が上昇すれば、もう片方はそれに反比例するように低下する傾向があります。
中性脂肪値が高ければ、動脈硬化の原因といわれる所以です。
動脈硬化とは、血管が弾力性を失った状態であり、大動脈瘤、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞と直結し、命にも関わる重大事です。自覚症状がないからといって、ゆめゆめ油断は禁物です。

《2010.8. 4 》

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