血液検査 MCV
MCVとはなにかというと、これは平均赤血球容積のことです。
平均赤血球容積?
赤血球の大きさのこと? 貧血に関係ある?
そうです。だいたいそんな感じです。
MCVの数値=貧血を示す数値、と言ってもよいかもです。
例をあげましょう。
■84fl以下の場合(87未満と定義してる場合もあり)→小球性貧血
■85-100flの場合(87-103未満と定義してる場合もあり)→正球性貧血
■101fl以上の場合(103以上と定義してる場合もあり)→大球性貧血
という判断、すなわり、貧血の原因を特定するための目安になるのです。
一応、それぞれの貧血についても簡単に記述しておきます。
【小球性貧血】
赤血球それぞれのサイズが小さい。赤血球の数が正常でも運搬できる酸素量が少ない。原因としては鉄分不足などが考えられます。
【大球性貧血】
血中の鉄分は十分にあってもそこから赤血球を作る過程で必要とされる成分が欠乏している。
たとえば、葉酸、ビタミンB12などの欠乏が考えられます。
【正球性貧血】
赤血球のサイズは普通。ただ、数量が少ない。
ただ、血清鉄の量が多いとか少ないなど、さらに細分化した要素もあります。
【関連リンク】
●貧血にお悩みの方に、世界が認めた白井田七
《2010.8.15 》
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