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血液検査 CEA

CEAとは「癌胎児性抗原」のことです。
これは元来、胎児の消化器組織だけに見られるタンパクの一種です。
傾向としては、消化器系癌患者の血液にCEAが多く存在しています。
ですから、消化器系の癌を選別するための検査として用いられています。

その他にも、
「ガンの手術」
「治療後の癌の再発や転移」
などの発見にも役立っています。

CEAの数字が高い、というだけでは、どこの部位のガンかが決定的にわかるわけではありません。
しかし、そのほとんどが大腸や胃、膵臓などの消化器系のガンです。

ただ、消化器系以外の部位のガンでも陽性を示すことが少なくなく、この検査だけでは決定的な診断はできません。

そのため、他の検査や診断と合わせて判断する必要があります。

このCEAの検査で疑われる疾病を列挙しておきます。

【CEAが陽性の場合】 
大腸癌、胃癌、膵癌、乳癌、肺癌、膀胱癌、卵巣癌、子宮頸部癌

【CEAが偽陽性の場合】
肝硬変、肝炎、肺疾患、潰瘍性大腸炎、ヘビースモーカー


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《2010.8.16 》

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