悪玉コレステロールの原因はやっぱり食事

悪玉コレステロールことLDLコレステロールが、血液中に増えすぎた状態は、脂質異常症と呼ばれます。
脂質異常症は、動脈硬化の大きな危険因子であり、心筋梗塞などの冠動脈疾患や脳卒中の原因となります。
よくコレステロールが多い食べ物が悪いとは言われますが、最大の原因は、やはり食事です。
摂取した食べ物で使われなかった分は、やがては脂肪として蓄えられ、それに運動不足が加われば肥満の一途をたどります。
食事では他に、食事の時間が不規則、早食い、間食や夜食が多いなども、悪玉コレステロールが増えやすい食生活です。

喫煙・飲酒も悪玉コレステロールを増やす原因

他に、喫煙・飲酒も、悪玉コレステロールを増やす原因になります。
タバコのニコチンの害は多岐にわたりますが、飲酒の方は、適量のアルコールは血液循環を向上させ、リラックス効果でストレス解消に有益であることから、週に2、3度ほろ酔い加減になるくらいは大目に見られることでしょう。
体の内側からでは、精神的な原因によるものもあります。人間関係などで、強いストレスで交感神経が刺激されると、副腎皮質ホルモンの分泌が盛んになり、悪玉コレステロールが血液中に増えていきます。

遺伝的な要素が原因の場合も

本人がタッチし得ないところでは、遺伝的なものもあります。
家族性高コレステロール血症といって、脂質異常状態が遺伝的要因で起きる病気です。
若くして冠動脈疾患を発症する恐れがあるので、該当者は適切な治療での予防が必要になります。
また、糖尿病や腎臓病などの疾患が原因で、悪玉コレステロールが増えることもあります
降圧薬やホルモン剤など、一部の薬剤から影響が及ぶことがあるので、治療においては医師から情報を的確に得ることが大切です。

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