血管壁へへばりつくコレステロール

悪玉コレステロールは血液のサラサラ、スムーズな流れの阻害要因になります。
血液サラサラの状態とは、コレステロールや中性脂肪といった「ドロドロの原因」が少なく、血液がスムーズに全身を巡っている状態のことを言います。

 

血液がスムーズに全身を巡るためには、血管壁へのコレステロールの付着や、血栓などが生じにくい状態になっていることが必要です。
このような状態では、血液循環がスムーズになり、体の各部への栄養やエネルギーの補給が良くなります。

 

血液サラサラにするためには、食生活の改善と運動不足の解消が必要となってきます。
食生活に関しては、欧米型の動物性脂肪が多い食事ではコレステロール値が高くなり、血液が流れにくくなります。
また、運動不足の状態では、血行が悪くなるために、新陳代謝が低下します。

 

そのため、食生活においては動物性脂肪の摂取を抑え、植物性の栄養を多く摂取することが大切となります。
特に繊維質を多く摂取することが、血液サラサラにするためには重要と考えられています。
また、適度な運動を行うことも必要です。運動を行うことで、普段動かしてない筋肉が刺激され、血液の流れが良くなるとともに、新陳代謝も活発になります。

 

このように書くと、痩せている人であれば血液サラサラになっていると思われるかもしれませんが、実際はそうとは限りません。
血液サラサラにするために食生活を改善し運動不足を解消すれば、確かに肥満体形にはなりませんが、、その逆は真ならずで、痩せているからと言って、コレステロールが少ない、血液サラサラだとは限らないのです。
一見痩せている人でも、隠れ肥満の人もいますし、食生活が偏っていたり、運動不足の人もいます。
そのような人は、現在まだ太っていないだけであり、将来的には肥満になる恐れがあります。
或いはもっと恐ろしい病気のために太れなくて痩せている可能性もあるのです。

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